
酵素の特徴は?
前回の記事では、酵素は私たちが生きていく上で、とても大切なものだと言うことが分かりました。今回の記事では、酵素の特徴について解説していきます。
前回の記事はこちら↓

2024/9/10 更新
酵素の特徴
酵素は少し気難しく、最適な温度や環境がとても重要になります。ここでは、酵素の特徴ごとに分けてご説明していきます。
◆酵素は熱に弱い
酵素は熱い環境を嫌います。それは主に「熱に弱いタンパク質でできている」ためです。酵素に熱を加えると、タンパク質の構造が変わってしまい、うまく働いてくれません。このように酵素が機能を失うことを「失活」と言います。
しかし、酵素によって、それぞれ耐熱温度が違い、体温より低い温度で活動する酵素もあれば、50℃と高温でも活動できる酵素もあります。
一般的に人間の体温(37℃前後)が適正温度だと言われています。
◆酵素が作用する環境は限られている
酵素は、限られた環境でしか作用しません。
まずは温度です。私たち人間や動物などの体温35°C〜40℃程度がいちばん活発に働いてくれます。
また、それぞれの酵素は活発に働くpHが違うため、ある一定の範囲の条件下でなければ働いてくれません。
ほとんどの酵素は、pH7.35〜7.45と、中性に近い状態で活発に働いてくれます。ただし、胃は胃酸によって強い酸性になっているので、胃で機能するペプシンは、pH2という低い酸性の条件の下で活発に働きます。
※pH(ピーエイチ)…「水素イオン指数」と訳します。酸性、またはアルカリ性かを示す指標のこと。0から14の値で表し、0〜6までを酸性、8〜14までをアルカリ性、真ん中の7が中性となります。
酸性は値が小さいほど強く、アルカリ性は値が大きいほど強いことを表します。
◆酵素が作られる量には限界がある
私たち人間や動物などが、一生のうちに体内で作り出せる酵素の量は限られています。また、一定して同じ量を作り出せるわけではなく、年齢とともに減ってきます。
酵素は、人間や動物などが生きていく上で必要不可欠なので、年齢とともに減少した酵素は、食べ物や飲み物で摂取して補う必要があります。
しかし、近年では加工食品やファーストフードなどを口にすることが多く、もともと食品が持っている酵素自体が失活していることも多いのです。例えば、果物などを切ると、切った断面が茶色く変色することがあります。これでは見た目も良くないため、サッと加熱処理をし、酵素を失活させるのです。また、夜更かしをしたり、食生活が偏ったりすることで、代謝が悪くなり、体内で作り出される酵素の量も減っていることが多く、最近では「酵素ドリンク」などで酵素を補うことが注目されています。
まとめ
本記事では、酵素の特徴について説明しました。次の記事では、近年注目されている「酵素ドリンク」について解説していきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!